米、ウクライナへの3億ドル安全保障支援確定 国防権限法が成立=米報道
ウクルインフォルム
バイデン米大統領は27日、2022年会計年度の国防権限法案(NDAA)に署名し、同法を成立させた。同法には、ウクライナへの3億ドルの安全保障支援が含まれる。
米ヒル紙がホワイトハウスの発表を報じた。
なお、同法では、ウクライナの安全保障支援として3億ドルの拠出が定められている。その他、40億ドルが欧州抑止イニシアティブに、1.5億ドルがバルト地域の安全保障分野の協力に拠出される。
米露間の軍事分野の協力に対する制限が継続される。また、被占領下にあるウクライナ領クリミアにロシア連邦の主権が及ぶとみなされるような手段・活動は全て禁止されている。
同法はさらに、国防長官と国務長官に対して、ロシア連邦による米国の同盟国・パートナー国に対する影響力行使作戦についての報告を米議会に対して定期的に行うことを義務付けている。米政府もまた、ロシアの活動に対する対抗策に関する報告をしなければならない。
報道によれば、7400億ドルが米国防省の直接の予算となり、それ以外は278億ドルがエネルギー省の国防関連活動予算、3億7800万ドルがその他の国防関連活動のために拠出されるとのこと。
写真:Getty images