「武器の数が重要」=ゼレンシキー宇大統領、今後の反攻作戦にコメント
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は、今後のウクライナ軍の反転攻勢の成功とクリミアの奪還を信じていると述べた。
ゼレンシキー大統領がフィンランドの国営放送Yleへのインタビュー時に発言した。
記事によれば、ゼレンシキー氏はウクライナが反攻を計画していることを認め、ロシア軍の撃退とクリミア半島をウクライナのコントロール下への奪還が成功すると信じていると述べたという。
同時に同氏は、ウクライナの成功は西側の武器供与の継続に大きく依存しているとも述べ、「私たちは、できるだけ多くの人命を救いたい。そのため、大量の武器が重要だ」と発言した。
また同氏は、ロシア軍は日に日に士気を失っていると述べ、「彼らは私たちと、後退した場合の結果を恐れている」と指摘した。
その他同氏は、戦争が数年間、数十年間続く可能性もあると警告した上で、「他の国にとって、今ウクライナを支援することは、第三次世界大戦のリスクを上げることよりも安上がりなのだ」と発言した。
さらに、同氏は、フィンランドの新政府による対ウクライナ政策が変更するかどうかを評価するのは時期尚早だとしつつ、「フィンランド新政府との協力もうまくいくことを期待している。なぜなら、フィンランド社会はウクライナを支持しているからだ」と伝えた。
また同氏は、ウクライナはフィンランドによる防空・空軍支援に期待しているとし、ウクライナには反攻作戦で戦闘機が必要だと述べた。同氏は、フィンランドの戦闘攻撃機「ホーネット」供与問題は同国が米国に影響を及ぼせるかどうかにかかっていると発言した。
写真:Jakub Porzycki / All Over Press