米国、5億ドルの新たな対ウクライナ安保支援パッケージを発表
ホワイトハウスのダルトン報道官が記者会見時に発表した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ダルトン氏は、「これは、昨年両党の強力な支持を受けて議会が採択した、ウクライナのための大統領権限に従ったメカニズムを使用した国防省在庫からのすでに第41回目の出庫である」と発言した。
同氏はまた、支援パッケージには、ウクライナの反転攻勢作戦への支持、ウクライナの防空強化、追加装甲車、対戦車システム、弾薬などが含まれていると伝えた。
また、米国防総省のウェブサイトには、具体的な供与支援品のリストが公開された。
発表された今回供与される装備品・機材は以下のとおり。
防空システム「パトリオット」用追加弾薬
防空システム「スティンガー」
高機動ロケットシステム「ハイマース」用追加弾薬
障害物除去用弾薬・機材
地雷除去装置
155ミリ・105ミリ口径弾薬
歩兵戦闘車「ブラッドレー」 30台
装甲兵員輸送車「ストライカー」 25台
TOW対戦車ミサイル
対戦車システム「ジャベリン」
対装甲兵器システム「AT-4」
対レーダーミサイル「ハーム(HARM)」
精密空中弾薬
小火器とその弾薬2200万発以上、手榴弾
サーマル画像システム、暗視装置
等
ゼレンシキー宇大統領は、ツイッター・アカウントにて、今回の支援発表につき、謝意を表明した。
ゼレンシキー氏は、「私は、バイデン米大統領と全ての米国民に、さらなる5億ドルの防衛支援パッケージにつき心から感謝している。追加のブラッドレーとストライカー装甲車、ハイマース、パトリオット、スティンガーの弾薬は、ウクライナ防衛戦力へのさらなる力を加える。そのような支援1つ1つのパッケージが、ロシア侵略者に対する私たちの共通の勝利への一歩である」と書き込んだ。
写真:米国防総省