ウクライナには10〜12の防空システム「パトリオット」が必要=宇政権関係者
ウクルインフォルム
ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は、ウクライナには全土を守るために防空システム「パトリオット」が10〜12基必要だと発言した。
ポドリャク氏が英ガーディアンへのインタビュー時に発言した。
ポドリャク氏は、「ロシアの戦術ははっきりしている。彼らは私たちの防空システムの稼働を飽和させて、その後同時にインフラ攻撃に弾道ミサイルを用いる機会を得る。私たちには、パトリオットのような、ロシアの『オニクス』や『キンジャール』のような、最新の世代のミサイルを撃墜できるような現代的な地対空システムが不足している。そのシステム不足によって、私たちは、国のあらゆる場所を守れているわけではないのだ」と発言した。
同士はまた、ウクライナには、国全土を守るためには、10〜12基のパトリオットないしは類似のシステムが必要だと指摘した。
更に同氏は、最近のオデーサへの攻撃により、防空システムの強化は、経済的観点からも倫理的観点からも正しいことが判明したと述べた。
その他同氏は、ウクライナの町々へのロシアのミサイル攻撃は、ウクライナの同盟国に対して、ウクライナ政権を協議に向かわせることを強制的に考えさせることを目的にしたものだろうとの見方を示した。同氏は、「もしあなた方が戦争から離れたところにいて、あなた方の有権者が、国内価格の方が重要だと話している場合は、戦争について考えるのが困難になることは、私たちはわかっている。しかし、あなた方は、紙1枚を手にして、何の方が安くつくのか考えることもできる。ウクライナを戦争に勝たせることか、あるいは、今後何年も生まれ続けるあらゆるリスクと不安定さを背負って紛争を凍結させることか。私たちは、そのことをパートナーたちに説明しているが、決定採択の速度は、望んでいるほど早くない」と発言した。