オランダとデンマーク、ウクライナに戦闘機F16を計61機供与することを発表

オランダとデンマーク、ウクライナに戦闘機F16を計61機供与することを発表

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ウクライナのゼレンシキー大統領は20日、オランダとデンマークを訪問した際に、オランダは42機、デンマークは19機の戦闘機F16をウクライナに供与すると発表した。

両国を訪問したゼレンシキー大統領がテレグラム・チャンネルで報告した。

ゼレンシキー氏は、オランダ訪問に際し、「F16について。突破口的な合意がある。今日からはもう具体的な話だ。それらはウクライナの空に現れる」と発言し、オランダに対して支援に謝意を伝えた

同氏はまた、「私たちは、ルッテ蘭首相とウクライナに供与されるF16の数について合意した。私たちの操縦士と技師の訓練の後に42機の航空機だ。そして、それは始まりに過ぎない」と伝えた。また同氏は、同合意は、ウクライナの空の盾を強化するさらなる一歩だと指摘した。

さらにゼレンシキー氏は、デンマーク訪問時には、「フレデリクセン首相と非常に具体的で中身のある強力な協議を行った。私たちの操縦士と技師はすでにデンマークで訓練を開始している。デンマークによりF16が19機私たちの国に供与される。準備の速度に関する作業をしている」と伝えた

ルッテ蘭首相は、ゼレンシキー大統領との共同記者会見時、オランダとデンマークは、条件が揃った時にウクライナにF16を供与することにコミットしていると伝えた。

同氏は、「今日、私たちは、さらに一歩進む。オランダは、5月に、私たちが戦闘機F16の展開に向けてウクライナ軍人を訓練すると発表した。しかし、航空機がなければ訓練実施はできない。言い換えれば、航空機訓練のためには、それを送らねばならない。今日、私たちは、オランダとデンマークが、供与条件が揃った時にウクライナとウクライナ空軍へ航空機F16を供与することにコミットしていると発表することができる」と発言した。

ルッテ氏はまた、これはオランダからのさらなる支援の一歩であり、それは長期的なものだと強調した。

さらに同氏は、「今日、オランダはF16を42機保有している。その42機の内、私たちはには、デンマークと、その後はルーマニアでの訓練のための航空機が必要だ」と発言した。また同氏は、他の友好国もまた、F16がウクライナへと向かえるように、インフラ面の作業をしなければならないと伝えた。

加えて同氏は、「F16は、すぐには支援できないが、しかし、ウクライナの防衛システムの一部になるものだ。私たちは、それができるだけ早く使えるようになることを望んでいる」と述べた。

フレデリクセン・デンマーク首相も、ゼレンシキー大統領との共同記者会見時に、同国によるF16供与に関して発言した。同首相は、「私たちは今日、ウクライナにF16を19機供与することを発表する。オランダとともに、私たちは、戦闘機供与にコミットする最初の国となる。私は、その他の国がこの事例に続くことを望んでいる」と発言した。

同氏はまた、デンマークの戦闘機はウクライナの空と人を守ることを助けるものだとしつつ、同時に「そしてウクライナが自からに属する領土を取り返すのにも役に立つ」とも強調した。

訂正(8月21日13時53分):41機→42機(オランダがウクライナに提供するF16の機数)


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