「ウクライナには短射程防空システムも必要」=宇空軍
ウクルインフォルム
ウクライナ空軍のイフナト報道官は21日、ウクライナが敵に対して航空優勢を確保するには戦闘機F16の他、自爆型無人機撃墜のための短射程防空システムが必要だと発言した。
イフナト報道官がメディアセンター・ウクライナ=ウクルインフォルムでの記者会見時に発言した。
イフナト氏は、「ウクライナは防空システムを強化しなければならず、私たちはF16のウクライナへの到来を待っている。それは空の対立を私たちの有利な方向に変え得るものであり、つまり、航空優勢を確保でき、南方と東方で敵の航空機の活動を抑えられるようになる」と指摘した。
さらにイフナト氏は、全ウクライナがワシントンやラムシュタインから防衛のための追加のシステムの供与という良いニュースを待っていると述べた。
同氏は、「採択される決定は、私たちの防空の強化に関するものだ。特に、パトリオットやアイリスティー(IRIS-T)、ネイサムスといった長射程ミサイルに関するもの、そして、『シャヘド』を自動で効果的に撃墜することのできる短射程の防空システムについての話でもある」と説明した。
その際同氏は、自爆型無人機による攻撃件数が増えているのが観察されており、それを効果的に撃墜するには、ウクライナには効果的で合理的な兵器がいると述べ、「なぜなら、ミサイルで『シャヘド』を撃墜すると、一定のミサイル不足をもたらすからだ」と指摘した。
同氏は、「短射程防空の強化、機動射撃班の強化は、自爆型無人機の攻撃撃退のために必要だということを理解せねばならない」と発言した。