50万人が一斉に動員されるわけではない=ウクライナ安保会議書記
ウクルインフォルム
ウクライナのダニーロウ国家安全保障国防会議(NSDC)書記は、ウクライナは追加の兵力を得るべきだが、しかしそれは1、2か月の間に45万〜50万人が一斉に追加動員されるわけではないと説明した。
ダニーロウNSDC書記がウクライナ・ラジオへのインタビュー時にウクライナ軍参謀本部による追加動員に関する提案についてコメントした。
ダニーロウ氏は、「何よりまず、それは公正の話なのだ。今前線にいる者、最前線にいる者は、休息を必要としている。彼らには『交代』という名で提案されている何らかの制度が必要だ。そのためには、私たちは追加の兵力を有すべきだが、それは、1、2か月の間に生じることは意味していない。それは来年に向けた、軍人のビジョンである。最終的な決定がどのようなものになるかは、何らかの法的、戦略的文書が確定後に判明するのであって、それらの文書は現時点では策定段階にある。そのため、明日にも50万人全員が徴兵されるなどと今叫ぶべきではない」と発言した。
さらに同氏は、ウクライナ国内法は例外なく皆が履行せねばならないと指摘した。
その際同氏は、「行き過ぎた行為があり、通りで人々を捕まえているという状況については、私は、それは看過されない実践だと考えている。それを巡る状況は終わらせねばならない。まさに今、私たちは、それら全てを規制し、本件に最終的な終止符を打つべく、国防省から関連の法的文書のウクライナ最高会議への提出を待っているところだ」と発言した。
また同氏は、動員の規模に関する最終的な決定は、現在策定中の法的・戦略的文書の確定後に判明すると伝えた。
これに先立ち、19日、ゼレンシキー大統領は、一年を総括する記者会見の際に、参謀本部から45万〜50万人の追加動員の提案を受けたと発言していた。