無人機「バイラクタル」は当初とは別の目的で使われている=ウクライナ大使

無人機「バイラクタル」は当初とは別の目的で使われている=ウクライナ大使

ウクルインフォルム
ボドナール駐トルコ・ウクライナ大使は18日、トルコ製無人機「バイラクタル」は、現在もロシアとの間の戦争における有効性は失っていないが、全面侵攻開始当初とは異なる目的で使われていると発言した。

ボドナール大使がメディアセンター・ウクライナ=ウクルインフォルムで開催されたオンライン記者会見の際に発言した。

ボドナール氏は、「実際のところ、(バイラクタルの)有効性は減少していない。単に異なる使用法があるだけだ。(中略)現在、前線は大なり小なり安定状態であるが、ロシアの防空システムは深く階層化されており、敵戦力を攻撃するというその無人機『バイラクタル』の本来の目的での使用は不適格である。なぜなら、それらは、他のあらゆる航空機同様、防空システムに対してかなり脆弱だからだ。そのため、それらは全く別の目的で使用されている」と発言した。

また同氏は、無人機「バイラクタル」のウクライナへの供給だけでなく、トルコの新しい種類の無人機の発展を支援する一定の部品のトルコへの供給も行われていると述べた。

そして同氏は、「それら全てが防衛産業コンプレクスにおける相互補完的連携を構成している。(中略)そして、当然、ウクライナにおけるバイラクタル工場の建設と『ウクライナ製』印の無人機製造も議題から外されていない」と伝えた。

これに先立ち、ウクライナ国防省傘下情報総局のヴァリュフ氏が「ディフェンスニュース」へのインタビュー時に、トルコ製無人機「バイラクタルTB2」は全面戦争当初には、ウクライナ軍が成果を達成する上で大いに役立ったが、現在ではロシア占領軍が防空を強化していることから、そのメリットは限定的だと発言していた。

なお、バイラクタルを製造するバイカル社は2021年11月に、ウクライナのイウチェンコ・プロフレス社からMIUSプロジェクトのためにジェットエンジンAI-322FとAI-25TLTを注文している。


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