英国議会の全政党のリーダーがウクライナとの安保協定締結を歓迎=英大使
ウクルインフォルム
ハリス駐ウクライナ英大使は、ウクライナとの安全保障協定の締結については英国議会で完全なコンセンサスがあると発言した。
ハリス英大使が外政専門ニュースサイト「欧州プラウダ」へのインタビュー時に発言した。
ハリス大使は、「ロンドンへ戻ってから、彼(編集注:スナク英首相)は議会で同協定を紹介し、政党の全てのリーダーが歓迎し、ウクライナとの新しい協定を支持した。それは、英国の議会と社会に完全なコンセンサスがあることを示している。批准はあるが、それは北大西洋条約機構(NATO)加盟の批准だ。それもまた非常に重要な瞬間だ」と発言した。
さらにハリス大使は、英国との安全保障協定はウクライナにとっても欧州安全保障にとっても重要だとし、またスナク英首相はその協定に署名するあらゆる権限を有していたと指摘した。
その他大使は、英国はウクライナに対して殺傷性装備品を供与した最初の欧州の国だったことを誇っていると発言した。そして、同氏は、今英国の武器はクリミアをはじめとする被占領地に以前より向けられていると指摘した。
その際同氏は、「2023年のウクライナ軍のクリミアでの達成は非常に重要であり、地理戦略的効果を持っていた。私は、それは今年も優先課題となると思っている」と強調した。
ロシア領への武器使用に関する問題につき、同氏は、それはウクライナの戦略であり、パートナーの戦略ではなく、ウクライナ自身が勝利のための戦略を作らねばならないと発言した。