動員法案にはデジタル技術を使った決定が必要=ゼレンシキー宇大統領
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は、同国の新しい動員法案には動員解除とデジタル技術を用いた動員の問題などに、公正さがあるべきだと発言した。
ゼレンシキー大統領が独テレビ局ARDへのインタビュー時に述べた。
ゼレンシキー氏は、「動員は公正さに従ってのみ行われるべきだ」と発言した。
また同氏は、新しい動員法案におけるとても重要な点の一つが動員解除だと指摘し、「すでに700日間戦場にいる者たちがいるのだ。ウクライナ人1人1人が感謝しているのと同様、私も彼らの国土防衛につき感謝している」と伝えた。
さらに同氏は、「公正な交代が必要だし、広範な休暇も与えねばならない。給与は高いが、全てを金銭で解決することはできない。しかし、それでもこの件には公正さが必要だ」と強調した。
そして同氏は、国防省が公正な動員法案を作成することを期待していると発言した。
その他同氏は、軍人と国会議員に対して、法案にて「領土採用センター(編集注:徴兵機関)が通りを歩き回る」ことのないようにすることを要請したと述べ、なぜなら同センターの職員が徴兵対象年齢の男性に対して力を行使することは正しくないと思っているからだと指摘した。
また同氏は、「現在、デジタルフォーマットを使う可能性がある。私たちは、デジタル化の時代を生きている。私たちは、非常にデジタル化された国であり、私たちはCovidの時にも、戦時下でもそのプロセスを調整したの。そのため、本件を適時解決する上で問題はない」と発言した。
写真:大統領府