長射程ミサイル「アタクムス」供与に関して全てが判明=ゼレンシキー宇大統領
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は22日、バイデン米大統領との電話会談を行ったと報告し、長射程ミサイル「アタクムス」のウクライナへの供与に関する米国との合意について、全てのことが判明したと発言した。
ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージの際に発言した。
同氏は、同日バイデン米大統領と電話会談を行ったとし、「私は大統領、彼のチーム、米議会の議員全員、個人的にジョンソン議長、積極的な自由防衛を支持する全ての人々に感謝している。私は、ロシアテロからの私たちの防衛に役立つ決定、私たちの戦争を公正かつ、全てのウクライナ人にとっての真の平和によって終結させる機会にとって有利な決定につき感謝している」と強調した。
また同氏は、ウクライナ・米国間の二国間安保協定締結に向けた作業の重要性を指摘した。
さらに同氏は、「ロシアのテロリストがハルキウを、テレビ塔を再び攻撃した」と報告し、「テロが世界中で目立つよう、ハルキウを通信と情報へのアクセスの点で制限しようと試みるための明白な脅迫だ。今、シグナル再開の作業が続いている。ハルキウ同様、その他の町、自治体も防衛を必要としている。(防空システム)『パトリオット』が必要だ。同時に、ロシアがテロのための基地や、軍事兵站のために利用している全てのものへと最大限の攻撃を行わねばならない」と強調した。
その上で同氏は、防空、現代的榴弾砲、長射程兵器、そして米国の支援ができるだけ早く到着することの4つが優先課題だと指摘した。
加えて同氏は、「今日の結果は、ウクライナのための『アタクムス』に関する合意において、全てのことが明らかになった。大統領よ、ありがとう! 議会よ、ありがとう!」と強調した。
これに先立ち、ゼレンシキー大統領は22日、米国のバイデン大統領と電話会談を行ったと報告していた。
写真:大統領府