ウクライナがNATO側にいればNATOはより安全になる=ブリンケン米国務長官
ブリンケン国務長官がキーウ工科大学での演説時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ブリンケン氏は、「ウクライナは、アドバイスと支援をただ受け取っているだけの国ではない。あなた方の戦士は、ポスト冷戦期の大西洋安全保障への最大の脅威と対峙しているのだ」と発言した。
同氏はまた、ウクライナ軍人は現代戦争遂行の多くの経験を有しているとし、「あなた方には、同盟に対して教えられるものがあり、あなた方の軍が私たちの側にあればNATOはより安全になる」と強調した。
そして同氏は、7月のワシントンにおけるNATO首脳会議の際には、強靭かつ能力のあるウクライナ軍の構築におけるNATOの役割を強化し、ウクライナをNATOに統合する上で必要な改革を実施する上での「実感できる措置」が取られると伝えた。
加えて同氏は、「私たちはウクライナをNATOへと近付け、その後に加盟だ。私たちは、ウクライナのNATOへの橋を強力で、よく光の当てられたものとする」と発言した。
同文脈で同氏は、ウクライナのNATO加盟は安全保障分野の二国間協定により強化されていくとも発言した。
その際同氏は、「現在ウクライナとのその協定に関する協議を行っている32の国があり、その内9か国はすでにそれを終えている。その協定は、ウクライナはパートナーの長期的支援を期待できる、という明確なシグナルを送っている」と強調した。
その他同氏は、ウクライナと米国の間の将来の二国間協定について、それは重要な能力の提供によってウクライナの空軍力・防空から無人機・地雷除去までの防衛能力を支えていくものとなると指摘した。
また同氏は、「私たちの二国間安全保障協定は、あなた方が火砲、弾薬、防空、その他あなた方がここ、ウクライナで必要としている重要な武器を製造できるようにするための、私たちのウクライナの防衛産業基盤の構築に向けた共通の努力を加速する」と補足した。
その際同氏は、現在も二国間でウクライナにおいて防衛生産を拡大し、民間投資を融資し、ウクライナと米国の軍事産業を連携させるための努力が行われていると伝えた。
そして同氏は、「これら全ての方策がウクライナのNATO統合とNATOからの支援を強くしている」と述べた。
14日、ブリンケン米国務長官がキーウを訪問していた。