米国、ウクライナに「パトリオット」をさらに1基提供する可能性を検討=報道
ウクルインフォルム
バイデン米政権は、ウクライナに対して防空システム「パトリオット」を追加で1基提供する可能性を検討している。
14日、ブルームバーグが関係者発言をもとに報じた。
関係者は、米国はウクライナに対してレーダーを含む1バッテリーを送ることを模索しているという。
また同人物は、欧州の同盟国もまたウクライナに対して在庫から追加の防空システムを供与する計画を練っていると補足した。
同時に報道時点では、ホワイトハウスの安全保障担当報道官も米国防総省の報道官も本件についてはコメントしていないという。
ウクライナ政権は、1基(バッテリー)約10億ドルする「パトリオット」やその他の防空システムの追加供与を複数同盟国に求めていた
2022年、米国はウクライナに「パトリオット」1基の提供を発表している。
先月ドイツは、さらに1基の「パトリオット」の提供を約束している。
パトリオットは、米国の他、ドイツ、ギリシャ、スペイン、スウェーデン、ポーランド、ルーマニアといったNATO加盟国や、日本、韓国、イスラエル、クウェート、カタール、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、台湾、バーレーンというNATO非加盟国の16か国が保有している。
フランスとイタリアは、「SAMP/T」という匹敵する防空システムを保有している。
なお、14日、ゼレンシキー大統領は、ハルキウ州の防衛には防空システム「パトリオット」が2基必要だと発言していた。