米国、1億2500万ドルの新しいウクライナ安保支援パッケージを発表
ウクルインフォルム
米国は9日、ウクライナに対して総額1億2500万ドルの新たな安全保障支援パッケージの供与を発表した。
米国防総省広報室が伝えた。
発表によれば、今回の供与は2021年8月以降、米バイデン政権が国防総省の備蓄から提供する第63回の武器供与となるという。
今回供与される装備品は以下のとおり。
・携帯地対空ミサイル「スティンガー」
・高機動ロケットシステム「ハイマース」用弾薬
・155ミリ・105ミリ口径砲弾
・マルチミッションレーダー
・TOW対戦車ミサイル
・対戦車ミサイルシステム「ジャベリン」「AT4」
・汎用四輪駆動車「ハンヴィー(HMMWV)」
・小火器弾薬
・解体装置・弾薬
・重要国家インフラを防護するための装備品
・予備部品、補助装置、サービス、訓練、輸送
ゼレンシキー宇大統領は、ソーシャルメディア「X」アカウントにて、今回の米国による支援提供につき謝意を伝えた。
ゼレンシキー氏は、「ジョゼフ・バイデン大統領、議会両党、米国民に対して、今日発表された米国の新たな軍事支援パッケージにつき感謝している。スティンガー用ミサイル、ハイマース、様々な対戦車装備、155ミリ口径弾薬、その他のこのパッケージにて想定されている武器は、ロシアの侵攻と対峙する上で私たちの戦力が極めて必要としているものだ」と強調した。
また同氏は、米国が今後も「ウクライナの自由と欧州の安定を守る上で断固とした行動をとり、リーダーシップを発揮すること」が非常に重要だと訴えた。
さらに同氏は、「米国のロシアの全面侵攻初日からの支援に感謝している。それは、私たちに多くの命を救うことを可能とした」と伝えた。