ウクライナは米国にアタクムスで攻撃するロシア領内目標のリストを渡した=ウメロウ宇国防相
ウクルインフォルム
ウクライナのウメロウ国防相は、米国を訪問したウクライナ訪問団は米政権高官に、ウクライナが米国の長射程ミサイル「アタクムス」を用いて攻撃する意図のあるロシア領深部の目標のリストを渡したと発言した。
ウメロウ国防相が米CNNへのインタビュー時に発言した。
ウメロウ氏は、「私たちは、ロシアが私たちに引き起こしているテロから国民を守るために、私たちがどのような種類の能力を必要としているか説明した。私たちの話が聞いてもらえたことを期待している。私たちは、彼ら(編集注:ロシア軍)が私たちの町への攻撃のために利用している飛行場が長射程攻撃の射程圏内にあることを示した」と発言した。
ウメロウ氏はまた、ウクライナは、許可を得られた場合に、「アタクムス」を使って攻撃する予定の目標リストを米国側に示したと述べた。
さらに同氏は、ウクライナは民間人と民間インフラを守るために「アタクムス」使用の制限解除を求めていると強調した。
そして同氏は、「彼ら(ロシア)は私たちの国民を殺している。そのため、私たちは、それを抑制し、止めたいと思っているのであり、彼らの航空機が町を爆撃する目的で私たちの国境に近付くのを止めたいと思っている」と発言した。
その他同氏は、ウクライナは、ロシアがウクライナで制圧した領土との交換のためにロシア領を維持することよりも、むしろクルスク州にて得られる「能力」に注目していると指摘した。
その際同氏は、「私たちは、ロシア軍と対峙し、一時的被占領地から彼らを撃退する能力を高めることに注目している」と発言した。