西側諸国はロシアの核の脅迫を恐れるべきでない=バーンズ米CIA長官
ウクルインフォルム
米国のバーンズ中央情報局(CIA)長官は、西側諸国の首脳はロシアによる核エスカレーションの脅迫を恐るべきではないとの見方を示した。
バーンズCIA長官がロンドンで開催されたフィナンシャル・タイムズ主催のイベントの際に発言した。英ガーディアンが報じた。
バーンズ氏は、「プーチンはガキ大将だ。彼は時々派手な脅しを続けるだろう。(中略)私たちは、その脅しに怯えている余裕はない」と発言した。
同時に同氏は、2022年秋にはロシアが戦術核兵器をウクライナに対して使う真のリスクが存在したとの見方を示した。
同氏は、「2022年秋には、私の見方では、戦術核が潜在的に使われる真のリスクのある瞬間があった」と述べ、しかし、そのような懸念は過度に深刻に受け止めるべきではないとも補足した。
また同氏は、2022年11月、バイデン米大統領は、バーンズ氏がロシアのナルイシキン対外情報庁長官と会って、ロシアが核兵器を使用した場合の「そのようなエスカレーションがあった場合の結果がどのようなものになるかを非常に明確にさせる」メッセージを直接ナルイシキン氏に警告すべく、バーンズ氏をトルコへと向かわせたと発言した。