ゼレンシキー宇大統領、訪米開始 砲弾工場を視察

ゼレンシキー宇大統領、訪米開始 砲弾工場を視察

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ウクライナのゼレンシキー大統領は22日、訪米を開始し、まずペンシルバニア州のスクラントン陸軍砲弾工場を視察した。

ウクライナ大統領府広報室が伝えた

発表には、工場の製造能力はウクライナのニーズを受けてフル活用されており、特に過去1年で155ミリ口径砲弾の製造が大幅に増加したと書かれている。

ゼレンシキー氏は、製造サイクルを視察し、同社のトップや従業員と対話を行ったという。

その際同氏は、戦況について話した上で、ウクライナには発表されている防衛支援パッケージが不断かつ適時に供給されることが必要だと強調した。

そして同氏は、「私たちにとって、米国の訪問をスクレントン、この工場、ペンシルバニアから始められることは光栄だ。私たちは、このようなパートナーがいることを非常に嬉しく思っている。もちろん、私たちは、米国は私たちを全面侵攻当初から支援してきてくれたことを理解している。そして、私たちは、さらなる支援を期待している。バイデン大統領、米国議会、このような工場の全ての従業員に感謝している」と発言した。

協議の際には、ウクライナ領での兵器の共同生産や米国からのウクライナの防衛産業コンプレクスへの投資の可能性などが主要な議題となったという。

ゼレンシキー氏はまた、米国のこのような工場では製造能力が数倍に高められており、今後のその能力は伸びていくと指摘した。

その際同氏は、「ここには400人の人が働いている。私は、ここを訪れ、あなた方に感謝を伝えたかった。400人が数百万人のウクライナ人を救ったのだ。私からも、全ての私たちの人々からも、大きな感謝を伝える。あなた方は、私たちがプーチンの侵略を耐え抜くことを助けたのだ」と発言した。

これに先立ち、22日、ゼレンシキー大統領は、米国の訪問を開始した。

ゼレンシキー氏は23日に国連本部で「未来サミット」で演説し、24日にはウクライナ問題を扱う国連安全保障理事会会合にも出席する。25日には、国連総会の一般討論に出席することが見込まれている。

写真・動画:ウクライナ大統領府


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