ゼレンシキー宇大統領が自らの計画を実現したら、2025年にこの戦争が終結するという希望をもたらす=グラム米共和党議員

ゼレンシキー宇大統領が自らの計画を実現したら、2025年にこの戦争が終結するという希望をもたらす=グラム米共和党議員

ウクルインフォルム
米国のリンゼー・グラム上院議員(共和党)は、バイデン米大統領に対して、プーチン氏を協議の席につかせるために、ウクライナに西側の武器でロシア領深部を攻撃することを許可するよう呼びかけた。

グラム議員が米議会議事堂でのゼレンシキー大統領との会談後に発言した。「アメリカの声」が報じた

グラム氏は、「ゼレンシキー大統領は、協議を通じてこの戦争を終わらせたいと述べていた。ロシアを席に着かせる唯一の手段は、現在私たちがロシアを攻撃しているよりも、より強く彼らを攻撃することだ」と発言した。

同氏はまた、軍事目標を攻撃するために長射程ミサイルの使用の許可を得ることが、ゼレンシキー氏の主な要請だと指摘した。

さらに同氏は、「彼は、彼の国の攻撃の起点となっているロシアの基地を破壊すれば、それによってプーチンを協議の席に着かせるための影響力のてこが得られると信じている。私もまた、それを信じている」と発言した。

加えて同氏は、ウクライナがロシアとの戦いを遂行する能力を強化しなければ、どのようなお金も役に立たないと指摘した。

そして同氏は、「だから、バイデン大統領よ、あなたが今それを認めなければ、ロシアはウクライナをいずれ弱らせるし、ロシアの武器生産力は増加するし、長期的には軍事戦略の変更がないことがロシアの有利に働いてしまうのだ」と強調した。

同氏はまた、次の大統領が「彼になろうと彼女になろうと」、バイデン氏が、プーチン氏に圧力をかけるために、ウクライナに合法的な軍事目的への攻撃開始を認めたら、バイデン氏は次の大統領に「大きなサービス」を与えることになるとし、「それ(編集注:大統領になるの)がトランプだろうが、ハリスだろうが、彼らはこの戦争の終結のための一定のてこを得ることになる」と強調した。

その他同氏は、ウクライナが自らの計画を実現し始め、ロシア領深部を攻撃できるようになれば、戦争は来年ウクライナの勝利で終わるかもしれないと指摘した。

そして同氏は、「よって、バイデン大統領よ、あなたがウクライナが勝つことを望んでいることは知っている。あなたは、ゼレンシキー大統領がこの計画を実現することを認めなければならない。彼には計画がある。彼の手元には、具体的な軍事目標がある。もし彼が、その計画を遂行し始めることができたら、それは私たちに、2025年にこの戦争を終結させるという最善の希望をもたらすのだ」と発言した。

また記者から、ロシア領深部が西側の武器で攻撃された場合に、プーチン氏がエスカレーションに踏み切る可能性はあるかと質問されると、グラム氏は、プーチンにこの戦争に関する政策に影響を及ぼさせるべきではないと回答した。

その際同氏は、「私たちが彼らにさらなる兵器を与えると、毎回、プーチンは脅迫をしてくるのだ。もしあなた方がプーチンに政策を形成させていたら、私たちは負ける。彼に政策を作らせてはいけない。私たちが望む政策の変化は、ロシアが民間人を殺したり、ウクライナの人々にテロを行うために使っている合法的な軍事目標を攻撃することにある」と発言した。

同氏はまた、それはロシアの軍事目標への攻撃だけの話であるとし、「私たちはモスクワへの侵攻の話はしていない」と指摘した。

同氏は、「あなた方がエスカレーションに懸念することでウクライナ抑止政策を続ければ、彼らは負ける運命にある」と発言した。

そして同氏は、「私は、ウクライナが、外交的解決手段でこの戦争に終止符を打てるようにするために、ロシアを攻撃する能力をウクライナが示すこと、そして次の(米国)大統領が、時が来た時に、一定の影響力を持つことを期待している」と発言した。

同氏はまた、ゼレンシキー大統領の米国訪問が、ウクライナにおける戦争をどのように終結させるかに関する新しい戦略の形成で終わることを期待しているとも述べた。

その際同氏は、「私は、今週か来週のはじめに、彼が、ウクライナを巡る戦いを続ける2党の支持を得るだけでなく、戦争をより有利な条件で終結させることをより可能とする新しい戦略とともに出発することを期待している。彼が出発しても、プーチンへの圧力に関する軍事戦略には変化がないのであれば、私は、それはバイデン大統領の最大の誤りとなると思っている」と発言した。

なお、ゼレンシキー大統領は26日、バイデン米大統領とハリス副大統領に「勝利計画」を提示していた。


Let’s get started read our news at facebook messenger > > > Click here for subscribe

トピック

ウクルインフォルム

インターネット上の全ての掲載物の引用・使用に際しては、検索システムに対してオープンであり、ukrinform.jpの第一段落より上部へのハイパーリンクが義務付けてられています。また、外国報道機関の記事の翻訳を引用する場合は、ukrinform.jp及びその外国報道機関のウェブサイトにハイパーリンクを貼り付ける場合のみ可能です。「宣伝」のマークあるいは免責事項のある記事については、該当記事は1996年7月3日付第270/96-BPウクライナ法「宣伝」法第9条3項及び2023年3月31日付第2849ー9ウクライナ法「メディア」の該当部分に従った上で、合意/会計を根拠に掲載されています。

© 2015-2024 Ukrinform. All rights reserved.

Website design Studio Laconica

詳細検索詳細検索を隠す
期間別:
-