ゼレンシキー宇大統領、バイデン米大統領と電話会談 新たな防衛支援に謝意表明
ゼレンシキー大統領がテレグラム・チャンネルで伝えた。
ゼレンシキー氏はまた、米国側に両国の共同武器生産を発展させる可能性を検討するよう提案し、さらにウクライナ軍人の追加的訓練の重要性についても協議した。
また両者は、ウクライナ防衛問題コンタクト・グループ(ラムシュタイン・フォーマット)のオンライン会合にも注意を向けたという。
その他ゼレンシキー氏は、同日最高会議(国会)にて演説を行い、議会の全ての政党・グループから「勝利計画」が堅固な支持を得たと伝えた。また同氏は、自身が17日には欧州理事会会合で同「計画」を提示すると報告した。
会談時、同氏はまた、米国に対して、ロシアの全面侵攻開始からのウクライナへの不変の支援につき謝意を伝えた。加えて同氏は、バイデン氏のリーダーシップと米国両党の強力な支持が決定的な意味を持ってきたこと、それがウクライナが自らの独立を守り抜く上で役に立っていることを強調した。
さらに同氏は、バイデン氏と米議会両党と米国民に対して、4億2500万ドルの新しい防衛支援パッケージの提供発表につき謝意を伝えた。
その上で同氏は、「私たちは、『平和の公式』実現のためにパートナーたちと作業を続けている。ロシアを誠意ある外交へと強制するための、ウクライナの立場を強化する支援の準備につき、米国に感謝している」と書き込んだ。
米ホワイトハウス広報室も、バイデン米大統領とゼレンシキー大統領との電話会談につき公表した。
とりわけ、同発表では、バイデン米大統領が、安全保障分野の対ウクライナ支援の提供を発表したとあり、同支援には追加の防空能力、空対地弾薬、装甲車、および「ウクライナの喫緊のニーズを満たす重要弾薬」が含まれていると書かれている。
さらには、米国は今後数か月で、ウクライナに対して、数百の迎撃ミサイル、数十の戦術防空システム、追加の榴弾砲システム、大量の弾薬、数百の装甲兵員輸送車と歩兵戦闘車を提供すると書かれている。さらに米国は、数千の追加装甲車を送るとあり、それがウクライナ軍の武装に役立つだろうと指摘されている。
写真:大統領府