「プーチンの核の脅威はレトリックに過ぎない」=バロ仏外相
ウクルインフォルム
フランスのバロ外相は、ロシアのプーチン氏による核の脅しは過去2年半彼が用いてきた、レトリックに過ぎないとの見方を示した。
バロ外相がCNEWS出演時に発言した。
バロ氏は、「プーチンの核の脅威は、過去2年半彼が用いてきたレトリックだ」と発言した。
そして同氏は、そのような言葉は欧州の人々にとってはニュースではないとし、「それは私たちにとってサプライズではない。なぜなら、すでに1週間前に彼はそのドクトリンの刷新を発表していたからだ。マクロン大統領が述べたように、ロシアを自らの世界に対する核保有国として、国連安保理常任理事国としての責任に回帰させねばならない」と説明した。
また同氏は、情勢のエスカレーションを引き起こしている唯一の人物はプーチン氏だと述べた。さらに同氏は、昨年5月にマクロン仏大統領がドイツにおいて、軍事目標がロシア国内で特定された場合、それらがウクライナ人への攻撃に使われることを防ぐために、それらを攻撃することができるという問題を提起したことを喚起した。
そして同氏は、「自国領土の一体性のためだけでなく、欧州の人々の安全のためにも、勇敢に戦っている私たちのウクライナの友人たちの自衛の論理である。そう、私たちは、ウクライナ人に攻撃するためにロシア人が使う、ロシア領内の目標について話しているのだ」と説明した。
記者から、フランスは、ロシア領内への長射程ミサイルでの攻撃を支持するかとの質問に対して、バロ氏は、「それは自衛である。自衛の原則は、国際法にうたわれている」と回答した。