ウクライナの電力会社、仲裁裁判所でロシアに勝訴 賠償金2億6700万ドル支払い命令
ウクルインフォルム
ウクライナの民間電力会社「DTEK」は、ハーグに位置する常設仲裁裁判所にて、ロシアを相手に勝訴したと発表した。裁判所は、ロシアに2014年以降のクリミア占領の際に奪取された資産の賠償として、総額2億6700万ドルの支払いを命じたという。
DTEK社広報室が発表した。
発表には、「仲裁裁判は、ロシアに対して総額2億6700万ドルの損害賠償をウクライナの企業に支払うことを命じた。これは、判決日時点の利息と裁判費用を含む。利息は損害賠償の全額が支払われるまで発生し続ける」と書かれている。
また、仲介判決は1958年付ニューヨーク条約に従って強制的履行に該当するものだと指摘されている。DTEK社は、判決を承認し、ロシアの資産が所在する国々において判決を執行する手続きに入る予定だと伝えた。
なお同社は、今回の「DTEKクリミエネルホ対ロシア」裁判は2017年から続いていたものだと喚起した。