クレーバ宇外相、ロシア凍結資産接収のための法的枠組みの採択に期待
ウクルインフォルム
ウクライナのクレーバ外相は、ロシアの凍結資産をウクライナに役立つ形で接収する法的枠組みが2024年中に採択されることを期待していると発言した。
クレーバ外相がテレビ番組「統一ニュース」出演時に発言した。
クレーバ氏は、本件はすでに米国と欧州連合(EU)で具体的な策ができているとし、ロシアの資産にかかる所得税をウクライナのニーズのために送金したベルギーの例や、送金の仕組みを生み出す法律を採択した国もあると伝えた。
そして同氏は、「今は、皆が全ての努力を1つの法的枠組みにまとめるべき段階だ。つまり、EU諸国とG7諸国のための単独のルールが作られねばならない。それは今年の重要案件の1つであり、私たちはそのために作業している」と発言した。
なお、昨年末、英ファイナンシャルタイム紙は、米政府がロシア凍結資産3000億ドル相当を接収する方策について、G7の作業部会に提案したと報じていた。ロシアによる対ウクライナ全面侵略戦争開始から2年の節目となる2月24日に向けて、計画の調整を急いでいるという。