「ウクライナは日本の連帯を常に感じている」=シュミハリ宇首相、日宇復興会議を総括
シュミハリ首相が東京での岸田日本首相との共同記者会見時の発言をテレグラム・チャンネルで報告した。
シュミハリ氏は、「ウクライナは日本の連帯を常に感じている。マクロ財政面、人道面、制裁面の支援においてだ。ロシアにより一時的に占領されている領土の存在が私たちの国を近づけている。私たちの共通の課題は、人類を過去へと追いやろうとする破滅的勢力に勝利することだ」と発言した。
また同氏は、同日岸田首相との会談で、査証自由化、貿易活性化、対露制裁継続といった二国間協力について話し合ったとし、また投資保護協定の刷新協議の開始にも合意したと伝えた。その際同氏は、「私たちの目的は、投資家に信頼ある法的保護と保証を与えることにある」と述べた。
さらに同氏は、同日の復興会議の際に両国間で56の協力文書に署名したと報告し、その中には、二重課税回避条約、ウクライナ・インフラ復興分野の関連省庁合意、ウクライナへの迅速な復興に向けた無償資金供与協定、JICAとの間の民間部門復興合意、JETROとの間のウクライナ生産者支援合意、農業分野協力の複数2者間覚書、日本の都市再生機構と水資源機構との間の合意、医療・教育分野の協力活性化が含まれると伝えた。
同氏は、岸田首相が、日本のウクライナ支援の立場は揺らがないと述べたと伝え、会談時に日本がウクライナに対して、これまでに発表されたものや実現されたものを含めて121億ドルの支援を提供すると述べたと報告した。その際同氏は、それにはウクライナが今月末までに受け取る47億ドルの無償資金協力も含まれると伝えた。
これに先立ち、日本の岸田首相は19日、日・ウクライナ経済復興推進会議にて、ロシアによるウクライナ侵略の続くウクライナに関連し、同国の経済復興は「未来への投資」だと発言していた。
写真:シュミハリ首相(テレグラム)