ウクライナ中央銀行、政策金利を14.5%に引き下げ
ウクルインフォルム
ウクライナ中央銀行は、政策金利をこれまでの15%から14.5%に引き下げた。
ピシュニー中央銀行総裁が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ピシュニー総裁は、「中央銀行理事会は、2024年3月15日から政策金利を14.5%に引き下げることを決定した」と発表した。
ピシュニー氏は、同決定の根拠となったのは、インフレのさらなる鈍化、通貨市場の安定した状況、外部支援獲得の肯定的な進展だと伝えた。
とりわけ、中央銀行のデータでは、今年2月のインフレ率は年率4.3%に鈍化したという。これは、個別食料品の供給増や昨年の豊作も影響していると説明された。コアインフレ率も前年同月比で4.5%だという。
次回の通貨政策を扱う中央銀行理事会会合は、4月25日に開催されるとのこと。
中央銀行は、2022年1月に政策金利を10%に引き上げていた。その後、中央銀行は、ロシアによる全面侵略が始まった後も数か月間は政策金利を維持していたが、2022年6月3日に10%から25%に引き上げることを決定。その後、2023年7月27日に22%に、9月14日に20%に、10月26日に16%に、12月15日に15%に段階的に引き下げていた。