ドニプロ水力発電所は危機的状態 現在上部の車道のみ復旧につき協議=州軍行政府長官
ウクルインフォルム
ウクライナ南部ザポリッジャ州のフェドロウ州軍行政府長官は5日、ザポリッジャ市に位置する3月にロシア軍の大規模ミサイル攻撃の際に被害を受けたドニプロ水力発電所は、発電所自体と上部の車道部分が破壊されていると伝えた。
フェドロウ州軍行政府長官が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
フェドロウ氏は、「発電所の復旧の話は今はない。全てがかなり危機的に破壊されたのだ。目録作りが続いている」と発言した。
同氏はまた、現在話すことができるのは車道部分の復旧についてのみだとし、「解体までは、支柱部分の構想物の破壊の程度がわからない。私たちは、行わねばならない仕事の深刻さは、作業中に理解することになるだろう。しかし、その道はすでに始まっている」と伝えた。
さらに同氏は、ドニプロ水力発電所と潜在的な道路復旧作業の請負業者との間の協議が始まっていると発言した。
約1か月半後には、ドニプロ水力発電所建造プロジェクトを直接策定した研究所がその作業をどのように行うかという設計案を提出するという。
これに先立ち、3月22日、ロシア軍がザポリッジャに20弾のミサイル攻撃を実施。ドニプロ水力発電所を含む、市内のインフラ施設が破損・破壊されていた。
写真:シュミハリ首相(テレグラム)