ウクライナ避難民が働くカフェが渋谷青山にプレオープン
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ウクルインフォルム
ロシアによる全面侵略を受けるウクライナから日本へ避難してきた避難民が働くカフェ「ココロゴト」が東京都渋谷・青山にプレオープンした。
コルスンスキー駐日ウクライナ大使がフェイスブック・アカウントで伝えた。
コルスンスキー大使は、ウクライナ人が出迎え、対話し、心から休みながら、ウクライナ料理を食べられる、という点にカフェのアイデアがあると説明した。
オープニングイベントには、同日支援を受けて能を観劇した200人以上のウクライナ人が集まったという。
コルスンスキー氏は、「タラス・ザモルシキー氏が、皆のために信じられないほど美味しいボルシチを作り、ホルブツィやムリンツィ、サロ、フォルシュマク、ヴァレニキ、ビーツのサラダもあった。端的に言えば、全てが家にいるかのようだった。それから、ワインは、当然、ウクライナ産のものだった」と書き込んだ。
また同氏は、カフェでは、ウクライナのアーティスト、ゾヤ・スコロパデンコ氏による展覧会も開かれていると伝えた。
なお、株式会社アイディアヒューマンサポートサービスは、カフェ「ココロゴト」は、心理カウンセラーが運営するカフェだと発表している。同カフェは、日本社会における自宅や職場でもない「第三の場所」のニーズの高まりを受けて、気軽にセラピーを受けられる環境づくりを目指しているという。
また同社は、ウクライナ避難民の雇用について、「ロシアによるウクライナ侵攻により日本に避難しているウクライナの方は母国に帰ることが難しい方も多くいらっしゃいます。日本で生活していくうえでの基盤づくりに必要な仕事としてカフェスタッフ雇用をしております」と説明している。
カフェの住所は、東京都渋谷区渋谷2丁目9−9 SANWA青山ビル1F
これに先立ち、4月20日、大分県別府市の駅前「べっぷ駅市場」に、ウクライナ避難民が勤務するウクライナ料理店「リトル・ウクライナ」が開店していた。