5月17日、キーウ市と4州で計画停電実施の予定
ウクルインフォルム
ウクライナの電力会社「DTEKグループ」は、5月17日はキーウ市、キーウ州、オデーサ州、ドニプロペトロウシク州、ドネツィク州で計画停電が実施されると発表した。
DTEKグループがテレグラム・チャンネルで伝えた。
発表には、「キーウ市、キーウ州、オデーサ州、ドニプロペトロウシク州、ドネツィク州。『ウクルエネルホ』社の指示で、5月17日は安定化停電予定が適用される」と書かれている。
計画停電は、0時から8時までと19時から0時までが対象となるという。
計画停電導入の理由は、敵の攻撃による国内の電力システムにおける電力量の不足だと説明されている。
同時に、8時から19時までの停電は予想されていないと書かれている。
同社は、電力消費を賢く行うことで、電力システムを支援するよう要請した。
なお、16日は、0時から1時まで欧州連合(EU)加盟国から電力の緊急支援が行われた。電力輸入は、ルーマニア、スロバキア、ポーランド、ハンガリー、モルドバから24時間、2万3488MW毎時の量で予定されていた。
これに先立ち、3月22日以降、ロシア軍によるウクライナのエネルギーシステムへの大規模攻撃により、ブルシュティン火力発電所、ラディジン火力発電所、ズミーウ火力発電所、トリピッリャ火力発電所、並びに水力発電所が破壊されていた。ウクライナ政府は、これにより8GWの発電能力が失われたと評価している。
写真:ハルキウ州オブルエネルホ