最高会議、ドンバス特別地位法効力を1年延長
ウクルインフォルム
12日、最高会議(国会)は、「ドネツィク・ルハンシク両州一部地域の地方自治の特別規定法」の効力を2020年末まで延長した。
最高会議議員320名が関連法案第2569号に賛成した(過半数は226)。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
同法の本文には、「この法律により暫定的に、同法の発効日から、『ドネツィク・ルハンシク両州一部地域の平和的情勢解決のための不可欠な条件創出』法の条項を考慮に入れ、2020年12月31日までの期間、ドネツィク・ルハンシク両州一部地域の地方自治の特別規定を、最高会議の決定により定められている地区、都市、町、村(ドネツィク・ルハンシク両州一部地域)に適用する」と書かれている。つまり、同法は通称「ドンバス特別地位法」の効力の1年間延長を提案していることになる。
賛成したのは、与党の人民奉仕者党会派の他、ポロシェンコ前大統領率いる欧州連帯党、野党プラットフォーム生活党など。祖国党は棄権、声党は反対した。
なお、現行の「ドネツィク・ルハンシク両州一部地域の地方自治の特別地位法」は、2014年9月に採択され、同年10月18日に3年間の時限法として発効した。その後、同法の効力は一度延長されており、2019年12月31日に失効することになっていた。