ウクライナ安保会議、親露関係者に制裁発動を決定
ウクルインフォルム
国家安全保障国防会議(NSDC)は、20日の会合にて、アンドリー・デルカチ最高会議(国会)議員や、ニュースサイト「ストラナ」創設者のイーホル・フジヴァ氏、親露ブロガーのアナトリー・シャリー氏などに制裁を発動する決定を採択した。
オレクシー・ダニーロウNSDC書記が会合後記者会見時に発表した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ダニーロウ氏は、「今日NSDCの決定にて、米国がすでに制裁を発動しているデルカチ最高会議議員など複数の人物に対して、制裁が発動される」と発表した。
デルカチ議員は、2020年9月10日、米国が同国の選挙プロセスに介入したことを根拠に制裁対象としている。
また、フジヴァ氏、シャーリー氏に関しては、ウクライナにおいて違法活動をしていると指摘された。とりわけ、フジヴァ氏については、保安庁(SBU)所有の文書が根拠になっていると説明された。
その他、ダニーロウ氏は、ウクライナ東部武装集団幹部のプシーリン氏や、クリミアのロシア占領政権関係者に対しても追加制裁が決定されたとし、「被占領下クリミアの人物、ウクライナ国民を違法に裁いている裁判官や、将官、ロシアの情報機関、クリミアやドンバス被占領地の報道機関だ」と説明した。