ゼレンシキー大統領、米議会代表団と会談

ゼレンシキー大統領、米議会代表団と会談

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ウクルインフォルム
ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領は6日、ウクライナを訪問したリンジー・グラハム米上院議員はじめとする米国会議員団と会談した。

大統領府広報室が発表した

発表によれば、大統領は、「あなたたちのウクライナ訪問を歓迎する。数日前、私たちはあなたたちの国を訪れていたが、今日はあなたたちがここにいる。これは、米国からのウクライナへの大きな支持を示すものだ」と発言した。

また大統領は、ロシアの侵略へ対抗しているウクライナへの米国会による不変の支持につき謝意を伝えた。

大統領は、訪米の主要な結果を伝え、とりわけ、ウクライナ米国戦略的パートナーシップ憲章の刷新、戦略的パートナーシップ委員会の作業再開に関して合意に至ったことを高く評価した。

加えて大統領は、訪米の際にウクライナ変革計画が紹介され、ウクライナの強靭性を高めることで、両国の経済・投資分野、セクター別協力のパートナーシップの新しい質を構築する可能性が生まれると指摘した他、同計画の大きな割合を脱炭素の原則にもとづいた「グリーン」政策への移行、ウクライナ経済の近代化が占めると説明しつつ、米国がこの計画の実現に積極的に加わることへの期待を表明した。

大統領はまた、東部とウクライナ・ロシア間国境の治安情勢につき報告した。その際、東部のアウジーウカ、マルインカ、ゾロテーといった統一部隊作戦圏の軍幹部とも通信での動画接続が行われた。

8月23日に首脳会談が開催されたクリミア・プラットフォームに関して、ゼレンシキー大統領は、米国からの同プラットフォームへの支持につき謝意を伝えた上で、ロシアによるクリミア一時的占領により黒海・アゾフ海地域の安全保障メカニズムが破壊され、クリミアが大規模に軍事化されており、航行の自由も脅威に陥っていると説明した。その上で大統領は、これらの挑戦を克服し、また黒海沿岸国家の艦隊の協力を強化するには米国のサポートが重要だと強調した。

また、ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟方針についても協議が行われた。

グラハム議員は、最近のアフガニスタン情勢の文脈で、ウクライナと米国の連携を高く評価した。

ゼレンシキー大統領は、独露間ガスパイプラインプロジェクト「ノルド・ストリーム2」実現によって生じている安全保障面の脅威を米議員が明確に理解していることにつき謝意を伝えつつ、ロシアが過去も現在もガス供給を武器として使い続けていると指摘した。その上で大統領は、「ノルド・ストリーム2への制裁圧力は維持されなければならない」と強調した。

会談時には、ウクライナの重要改革の実施の進展、米国の改革サポートについて意見交換が行われた。

大統領府の発表によれば、訪問議員団には、米上院からリンジー・グラハム氏、ジョン・バラッソ氏、トミー・タバビル氏、ベン・セス氏、下院からウィリアム・ティモンズ氏が参加しているとのこと。

また同会談後、議員団は大統領府前にて記者会見を行った。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

グラハム議員は、「私たちは、追加軍事支援について話した。私たち一人一人が、ウクライナ軍のための防衛目的の軍事支援を支持している。私たち皆が、あなた方の経済のための追加経済支援を支持している。私の目的は、今後数年間で米国とウクライナの間の自由経済圏協定を得ることだ。それは、私たちの関係における全てを変化させるものである。それは、ウクライナはビジネスに対してオープンであるとの世界に対するシグナルとなる」と発言した。

同時にグラハム氏は、経済・軍事のサポート、自由貿易圏協定といった目的達成のためには、ウクライナはさらなる汚職対策の作業をしなければならないとしてk強い、「私たちは、同分野の改革を評価しているが、さらに行動する必要がある」と強調した。

グラハム氏はまた、米国の主要2党である民主党も共和党もウクライナを支持しており、本件に関して2党間で意見対立はないと指摘した。

同氏は、米国がウクライナにとっての理想的なパートナーであることを示すべきであるとし、米国がウクライナの側に強固に立ち、同国の自由を支えつつ、プーチン露大統領に対して、ウクライナがロシアのくびきに戻ることはないと証明すべきだと発言した。

写真:大統領府、ウクルインフォルム


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