スイスでウクライナ復興会議開始
ウクルインフォルム
7月4、5日、スイス連邦ルガーノにて、ウクライナ復興会議が開催される。
ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ウクライナ政権関係者や諸外国要人の出席する主要部分では、ウクライナの大型復興計画が紹介される予定となっている。また、会議には、ビジネスフォーラムや、経済の分野別の復興、社会分野の再生についてのパネルも開かれる。
議題は「ウクライナ復興・発展、ウクライナ復興への国際パートナーのさまざまな貢献」「復興の手段・優先課題・原則:社会、経済、環境、インフラの戦争による破壊・喪失からの復興」「現状実行の可能/不可欠な改革」となっている。
ウクライナからは、ステファンチューク最高会議(国会)議長、シュミハリ首相、複数閣僚、最高会議議員が参加する。その他、欧州連合(EU)幹部、国際金融機関代表者、人権保護団体代表者などが出席する。
また、40か国以上の国、20か国以上の国際機関が同会議に招待されている。日本外務省は、日本からは鈴木貴子外務副大臣が今回の会議に出席すると公表している。
今回のスイスにおける復興会議は、過去4回行われた「ウクライナ改革会議」に続くものだが、今回の第5回会議は現在のロシアによる全面的侵略を受けて、会議の名前と目的が「復興」を中心とするものに変更された。今回の会議は、ロシアによる侵略戦争の被害からのウクライナの復興について協議される初の国際会議となる。
ウクライナ改革会議とは、2017年にロンドンで始まったものであり、ウクライナの改革を支援するパートナー国の努力を集結させるフォーマットとして始まったもの。2018年にはコペンハーゲンで、2019年にはトロントで、2021年にはビルニュスで開催されていた。