ウクライナ、中国に対して、侵略の責任はロシアにのみあることを説明
ウクルインフォルム
ウクライナのニコレンコ外務報道官は、ウクライナは中国がロシアの侵略を政治化せず、またロシアが戦争を止めるように、自らのロシアに対する影響力を行使することを期待していると発言した。
20日、ニコレンコ外務報道官がウクルインフォルムにコメントした。
ニコレンコ氏は、ロシア連邦が2014年にクリミアとドンバス地方の一部を占領し、2022年2月にいわれのない大規模戦争を開始したのであり、ウクライナに対する武力侵略の責任はロシアにのみあると発言した。
同氏は、「真実を目で見ることが重要だ。国際社会は、ロシアからさらなる継戦能力を奪い、犯した罪の責任を追及するために、ロシアに対して制裁を発動せざるを得なくなったのだ」と指摘した。
さらに同氏は、中国が、平和の原則と国際法の尊重を一貫して防衛している国際社会の責任ある一員として、ロシアの対ウクライナ侵略問題を政治化しないことを期待していると表明した。
同時に同氏は、「私たちは、その代わり、ロシアに戦争を止めさせ、同国を国連憲章と国際法の尊重へと戻し、中国がロシアへの影響力を行使することを期待している。国際法の基本原則は、力の非行使、他国の主権と領土一体性への尊重である」と強調した。
これに先立ち、中国外務省の趙報道官が19日、米国が「ウクライナ危機を始めたのであり、その危機を下支えしている最大の要因だ」などと発言していた。