欧州委員会、アムネスティのウクライナ軍報告書にコメント
ウクルインフォルム
欧州委員会のスタノ報道官は9日、アムネスティ・インターナショナルによるウクライナ軍が民間人居住区にて戦闘をしているとする報告書につき、ロシア軍こそが民間人を攻撃しており、ウクライナ軍は民間人を守ろうとしているのだとコメントした。
スタノ氏がブリュッセルでの記者会見時、アムネスティ・インターナショナルの報告書にコメントする形で発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
スタノ氏は、「ウクライナに関しては、そこで起きていることの全ては、ウクライナ民間人を殺し、ウクライナの民間インフラを破壊し、年金生活者、女性、子供、病院、駅を対象としているロシアの違法で不当でいわれのない侵略の直接の結果である。ロシアが民間対象を攻撃しているのであり、ウクライナ軍はその侵略と戦い、民間人を保護しようとしているのである。そのような状況では、当然ながら、軍用機材を、攻撃にさらされており、民間人が暮らしている地区に配置する必要がある。本件は、ロシアの対ウクライナ軍事侵略がいかに非人間的で不当なものであるかを示すさらなる事例である」と発言した。
同氏はまた、EUは、当然、軍事衝突の際に民間人の命や健康を代償とする状況に反対しているとも指摘した。
さらに、「EUや国際社会、国連のような機関の努力は、どのような紛争においても常に民間人の苦しみを縮小することを目的としている。そのような事例では民間人が最大の代償を払っているのであり、それは受け入れられないものである」と発言した。