ゼレンシキー宇大統領、「ウクライナ国旗の日」式典で演説
ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ゼレンシキー氏は、「青と黄のウクライナの旗は、彼にとっての家がある場所に再びはためくことになる。彼が権利上存在すべき場所、全ての一時的被占領下にあるウクライナの町や村において。占領は一時的だ。メリトポリの勝利広場に永遠にたなびく。そこにはこの戦争に負けたものはいられない。そこは青と黄色になる。ヘルソンの自由広場でもこの旗がたなびく。そこは、自由とは何かを知らない者たちの旗はあり得ない。旗は、ベルジャンシクのアゾフ広場、スカドウシクの緑大通り、エネルホダルの原子力発電所、カホウカの水力発電所、アジホリ灯台、サヴル=モヒリャ、シヴェルシキー・ドネツ川辺、カリミウス、オレシュキ砂漠にも現れる。それらの場所には、これら私たちのウクライナの地名を初めて聞く者たちの旗はあり得ない」と発言した。
同氏はまた、「クリミアでもだ。ヤルタ、ケルチ、ジャンコイ、シンフェローポリ、アイ=ペトリ山。ウクライナとクリミア・タタールの旗だ。誰が歴史を歪めようとしようとも、歴史的にクリミアと結びついているのはこれらの色だ」と強調した。さらに同氏は、ドネツィク・ルハンシク州にも必ずウクライナ国旗が掲げられると述べた。
そして同氏は、「独立記念日の前、私たちは、私たちの最も重要なシンボルの1つ、最も神聖なものの1つであるウクライナ国旗を讃える。この2つの色の統合は、私たちが信じられないほどに愛しており、守り、決して他の色と変えてしまうことのないものだ。私たちは決して、自分たちの大地と空にて他の色を認めることはない。いつでも自らの青と黄の旗を守る準備がある」と強調した。
同氏は、ウクライナの旗は大きな歴史を持っていると述べ、「この旗は、ウクライナの独立が宣言された日に議会に持ち込まれた。また、レオニード・カデニュークとともに宇宙にも飛んだし、私たちの南極調査隊隊員とともに南極にも行ったし、エベレストも登ったし、イスタンブルにも、ストックホルムにも、トリノにも行き、ユーロビジョンを優勝した私たちのウクライナ代表を包んだのだ」と発言した。
また同氏は、ウクライナ国旗はオリンピックでも掲げられたし、2014年と2022年にロシア侵略軍からウクライナの町々を解放したウクライナの軍人たちの装備にもつけられていたと指摘した。
写真:大統領府