「西側にとって現在は、ウクライナ支援を迷う時ではなく、2倍にする時」=ジョンソン英首相
ジョンソン首相が英デイリー・メールに寄稿したコメントにて指摘した。
ジョンソン氏は、その他の国は暴力・侵略がコントロールを失い、新たな政治的・経済的な不安定化のサイクルを起こすだろうと確信していると指摘した。
その上で同氏は、「正にそれが故に、私たちはウクライナ人をサポートし続けなければいけないのだ。そして、彼らの軍事的成功は印象的である。ヴォロディーミル・ゼレンシキー氏は、彼の国は原則的に不敗なのだということを示した」と強調した。
同氏は、西側にとって現在は、「迷う時ではなく、支援を2倍にする時」だと強調した。
さらに同氏は、プーチンの戦争が世界のエネルギー価格の急騰を引き起こしたことを喚起し、「それがあなた方の電気料金請求が2倍になった理由だ。私は、プーチンがそれを知っていることを恐れている。彼はそのことを気に入っている。そして、彼は、私たちが譲歩することを望んでいる」と説明した。
また同氏は、プーチンは欧州の温和な政治家たちには闘争心が不足していると思っており、「この冬に私たちが降伏し、制裁を解除し、ロシアの石油とガスを求め出すだろうと思っているのだ。彼は、私たちがウクライナを支えるのに疲れ、ウクライナ人にクレムリンの独裁者と合意を結ぶよう促すと思っているのだ。その合意がどんなに不快なものであろうともだ」と発言した。
そして、同氏は、そんなことをすれば完全な狂乱が生じると指摘した上で、「この激しい戦いにて、ウクライナ人たちは勝つことができるし、勝つ。英国もだ」と述べた。さらに、毎月プーチンの立場は徐々に弱くなっており、彼の恐れさせたり、脅迫したりする能力も下がっていると指摘した。
その他同氏は、英国によるロシアのエネルギーを完全に断念することを目的とした行為を説明し、英国はロシアのエネルギーから完全に独立すると強調した。
写真:大統領府