「ロシアが宇国民を殺害している時に、露国民が欧州に渡航できるというのは馬鹿げた挑発」=デンマーク外相

「ロシアが宇国民を殺害している時に、露国民が欧州に渡航できるというのは馬鹿げた挑発」=デンマーク外相

ウクルインフォルム
デンマークのコフォズ外相は1日、ロシア連邦がウクライナ国民を殺し、拷問している時に、ロシア観光客が欧州へと渡航できるというのは「馬鹿げた挑発だ」との見方を示した。

コフォズ・デンマーク外相がキーウ(キエフ)訪問時のクレーバ宇外相との共同記者会見の際に発言した。

コフォズ氏は、「私たちは昨日(8月31日)プラハにて議論を行った。現在、財務パートナーたちと、ロシア観光客のための査証体制を制限するための作業を行っている。なぜなら、ある国がウクライナ国民を殺し、拷問している時に、欧州に渡航し、欧州のホテルに泊まり、欧州のコーヒーを飲むことができるというのは、馬鹿げた挑発だからだ」と発言した。

同氏はまた、欧州の国々は、ロシアが文明を破壊している時には、ロシアの観光客が文明の恩恵を享受する機会は非常に厳しく制限しなければならないと強調した。

さらに同氏は、デンマークは、EUがロシアに対してできるだけ強力な制裁を科すことを支持しており、その作業を継続すると約束していると指摘した。

これに先立ち、8月31日、プラハでのEU外務理事会非公式会合において、対露査証体制緩和協定の効力停止に関する政治的合意が達成された。これにより、今後、ロシア国民対する新たなシェンゲンビザの発給は著しく減少し、その取得はこれまでよりも困難になるという。

クレーバ外相は1日、EUが同決定を採択したことを肯定的に評価すると述べつつ、重要なのはEU加盟国による同決定の善意ある履行だとも発言した


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