ウクライナに戦車が必要なら、私たちは戦車を提供せねばならない=欧州委員長
フォンデアライエン欧州委員長が独ビルド紙へのインタビュー時に発言した。
フォンデアライエン氏は、「彼らが戦車が必要だと述べているなら、私たちはそのことに真剣に向き合い、それを提供せねばならない。ウクライナは、命を守り、自衛するために何が必要なのか確実に把握している」と発言した。さらに同氏は、「私は、欧州の国々が、ウクライナが本当に必要としている物を供与することを支持している。なぜなら、ウクライナ人たちが、必要な軍事機材があれば自衛できるということを証明しているからだ」と発言した。
また同氏は、ウクライナ国民が「私たち皆のためにこの戦いを行っている」と述べ、民主主義は勝利せねばならないのであり、だからこそウクライナは必要な武器を全て受け取らなければならないと強調した。
同氏は、その他ウクライナは財政支援も必要としているとし、「彼らには、最も必要な物を維持し、病院、学校、兵士、あるいはこの戦争で重要な警察機構を維持するために毎月平均50億(ユーロ)必要としている。そこでもEUは非常に重要な役割を担っている」と発言した。
その他フォンデアライエン氏は、ウクライナは巨大な動機を持っているのであり、「彼らは、何のために戦っているのか知っている。そして、世界の友人たちは、ウクライナが正しい武器システムを受け取れるように、あらゆることを行っている」のだから、この戦争にはウクライナが勝利するとの確信を示した。
また、同氏は、「プーチンはこの戦争に負けなければならないし、自らの行動の責任を取らねばならない」と強調し、プーチン露大統領は裁判の前に立たされることになるかもしれないと発言した。
同氏は、世界はもはやプーチンの核の恫喝は恐れておらず、恫喝に屈することはないと強調した。
なお、フォンデアライエン氏は15日、キーウを訪問した。同氏のキーウ訪問は、2月24日以降3回目となる。