クレーバ宇外相、ガーナでのウクライナ大使館開設を発表
ウクライナ外務省広報室が伝えた。
発表によれば、クレーバ氏は、ウクライナによるロシア軍からの領土奪還の努力を報告した上で、ガーナ側に対して、ウクライナとの連帯、国連などでのウクライナの主権・領土一体性回復を目的とする決議の支持、ガーナによるクリミア・プラットフォームへの参加につき謝意を伝えた。
同氏はまた、ウクライナ側がガーナとの間で、相互尊重、相互支持、互恵に基づく、新しい良質なパートナーシップを開始したいと願っていることを強調した。
さらにクレーバ氏は、「ゼレンシキー大統領の指示で外務省が作成したアフリカ戦略実現の一環で、ウクライナは自らのアフリカにおけるプレゼンスを拡大している。私たちは、ガーナ側と以下の合意に達した。近々、私たちは、在ガーナ・ウクライナ大使館を開設する予定だ。アクラにおける外交プレゼンスの開始が政治的コンタクトの発展、貿易、投資、文化交流、教育分野の連携を後押しする」と発言した。
両外相は、ウクライナ・ガーナの安全保障、サイバーセキュリティ、デジタル移行、農業の分野における協力の活性化方策について詳細に協議を行った。両者は、貿易・経済協力共同委員会の設置準備の開始に合意した。さらに両者は、ガーナの大学生がウクライナの大学で安全な学習を再開する手段の模索について話し合った。
両者は、ウクライナ外務省傘下外交アカデミーにおけるガーナ外交官の育成に関する覚書に署名した。ボチェウェイ外相はまた、ガーナはウクライナの英語を学んでいる学生のインターンシップの可能性を検討する準備があると伝えた。
ボチェウェイ氏はまた、ガーナ外務省は偽情報対策分野のウクライナの経験を学ぶことに関心があると表明した。
会談総括として、両外相は、二国間関係発展の包括的ロードマップの作成のために、両国の関係省庁代表者の参加を得た上での外務省間政治協議を実施することで合意した。
なお、クレーバ宇外相は、10月3日から12日にかけてアフリカ諸国外遊を行っている。類似の外遊は、ウクライナ外交史上初のもの。クレーバ氏はすでにセネガルとコートジボワールを訪問している。