「クリミアは今日、曇っていたが暖かかった」=ゼレンシキー宇大統領
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は8日、ウクライナの人々は未来が「晴れ」であること、クリミアをはじめ、占領者はどこにもいなくなることを知っていると発言した。
ゼレンシキー宇大統領が8日夜の動画メッセージで発言した。
ゼレンシキー氏は、「今日、私たちの国土では、悪くない、大体晴れの日だった。大半の地域で、約20度で、太陽が出ていた。残念ながら、クリミアは曇っていた。でも、そこも暖かった。しかし、どんな雲があろうとも、ウクライナ人は、何をすべきか分かっている。私たちの未来が『晴れ』であることを知っている。その未来は、占領者抜きの未来だ。私たちの全ての領土で。クリミアも含め」と発言した。
また同氏は、改めてロシア軍人に対して、ウクライナ側に投降する手段を見つけるよう呼びかけ、武器を捨てた者の命を救うことを保証すると発言した。
これに先立ち、8日朝、ロシア領と一時的被占領下ウクライナ領クリミアを結ぶクリミア橋(ケルチ橋)にて何らかの爆発が生じ、炎上した。
なお、ロシア連邦は2014年にウクライナ南部クリミアの占領を開始した後、2018年にケルチ海峡に占領下クリミアとロシア領を繋ぐ通称「クリミア橋」を違法に開通させていた。
写真:大統領府