ロシアが黒海穀物合意からの離脱を発表した翌日となる30日、ウクライナ、トルコ、国連は、現在トルコ領海に入っている16隻の船の航行の計画につき合意した。
ロイター通信が報じた。
さらに、報道によれば、ウクライナ、トルコ、国連の3者の代表団が、トルコを離れる予定の40隻の船に対して、31日に臨検をを実施することで合意したと、イスタンブルの共同調整センターが発表したという。
同センターは、ロシア代表団にはこの2つの計画に報告してあると伝えた。
これに先立ち、29日、ロシアは、黒海に設定した穀物回廊を通じた農産物輸出の合意からの離脱を発表していた。
同日、ウクライナのゼレンシキー大統領は、ロシアは9月の時点ですでに、農作物を載せた貨物船の航行を妨害することで食糧危機を意図的に悪化させ始めていたと指摘していた。
写真:ウクライナ・インフラ省