人道支援は重要だが、最重要は戦争での勝利=ウクライナ外相、イスラエル外相に軍事支援の期待伝達
クレーバ外相がコーヘン・イスラエル外相との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
クレーバ氏は、「私は、今日の会談に満足している。私は、私たちの対話の質に満足しているし、私たちの電話会談の後にコーヘン外相がキーウに、電話で約束した時期よりも早く来てくれたことに満足している。私は、今日、私たちは非常に真剣な基盤を築いていると思っているが、しかし、その基盤の上に、完全な建物が建てられるかどうかは、間違いなく、今後採択されるかどうかの決定に左右されていく」と発言した。
同氏はまた、ウクライナはイスラエルの人々と仲良くし、二国間関係を強化したいと思っているとし、イスラエル政府や民間企業、市民に対して、人道支援やウクライナへのサポートにつき謝意を伝えた。
同時に同氏は、今日の会談時に、人道支援は非常に重要だが、何よりも最重要なのはこの戦争に勝つことだと伝えたと述べ、「イスラエルは誰よりもそのことをわかっているはずだ。戦争に勝たなければ、敵を倒せなければ、それ以外のことは全て意味を失う。そのため、私たちは今日、人道支援のことだけではなく、その他の、イスラエルがウクライナを支援できることについても話をした。イスラエルは、私たちの軍備需要についてよく知っている。そのリストは前政府に対して渡されており、それは現政府にも渡されている。私たちは、関連の決定を待つ。何より、いうまでもなく、ウクライナの空を守る話である」と発言した。
コーヘン・イスラエル外相は、同国はウクライナの来週の国連(総会)での和平イニシアティブを支持すると伝えた。
コーヘン氏は、「イスラエルは、ウクライナの人々の直接連帯する道を進んでいる。私たちは、連帯とウクライナの領土一体性を支持している。私は、クレーバ外相に対して、来週国連(総会)でウクライナの和平イニシアティブ(編集注:総会決議)を支持すると伝えた」と発言した。
またコーヘン氏は、イランの破壊的活動がウクライナにまで及んだとして、これを非難した。
なお、イスラエルの要人によるキーウ訪問は、ロシアの昨年2月24日の全面侵略開始以降初めて。
ブロツィキー駐ウクライナ・イスラエル大使は、ツイッター・アカウントにて、コーヘン外相が同日、キーウ州のブチャとホストメリ、キーウ市内のバービン・ヤルを訪問したことを報告した。
Visiting #Bucha @elicoh1 pic.twitter.com/DovswBJAQq
— Michael Brodsky (@michael_brodsk) February 16, 2023
Minister @elicoh1 at #BabynYar #NeverAgain pic.twitter.com/TsWZyYX9xG
— Michael Brodsky (@michael_brodsk) February 16, 2023
It was good meeting with my colleague Ukrainian Foreign Minister @DmytroKuleba. I informed him about the continuation of our aid to Ukraine, and about our intention to support the Ukrainian peace initiative at the United Nations. >> pic.twitter.com/12dP0vYXyt
— אלי כהן | Eli Cohen (@elicoh1) February 16, 2023
写真:ブロツィキー駐ウクライナ・イスラエル大使(ツイッター)