エルドアン土大統領だけがプーチン露大統領を黒海穀物合意に戻し得る=クレーバ宇外相
ウクルインフォルム
ウクライナのクレーバ外相は3日、ゼレンシキー宇大統領とエルドアン・トルコ大統領は、ロシアを黒海穀物合意に戻すための努力を調整していると発言した。
クレーバ外相がウクルインフォルムの記者にコメントした。
クレーバ氏は、「ウクライナは、プーチンが黒海穀物合意に戻るよう、エルドアンと調整しており、エルドアンはゼレンシキーと調整している。それは共通の利益だ」と発言した。
同氏はまた、プーチンを黒海穀物合意に戻し得る唯一の人物がエルドアン・トルコ大統領だとの見方を示した。
これに先立ち、2022年7月22日、イスタンブルにて、ウクライナとトルコと国連、及び、ロシアとトルコと国連がそれぞれ、ウクライナの海洋港の封鎖を解除し、ウクライナ産農作物を輸出できるようにするための合意を締結していた。同合意は、120日間継続し、当事者の合意により延長できることになっていた。過去、複数回にわたり合意の延長が行われていた。
しかし、ロシアは7月17日、トルコ、ウクライナ、国連に対して、ウクライナの海洋港からの同国の農産物を安全に輸出させるための黒海穀物回廊合意の効力を延長しないことを通達していた。
写真:クレーバ外相(フェイスブック)