ウクライナの勝利とは同国領土からのロシアを完全に追放すること=米国務省
17日、国務省のパテル副報道官が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
パテル副報道官は、来週8月24日、ウクライナ国民は独立を宣言してから32年目を迎えるとし、それはロシアの全面侵攻開始から2回目の独立記念日となると指摘した。その際パテル氏は、全面戦争が18か月続いていることから、ウクライナ国民にとって今年の独立記念日は「甘苦い」ものとなるだろうと発言した。
同氏はまた、ロシアは最近の空爆以外にも、何千人ものウクライナ児童の拉致や追放を体系的に行っていると喚起した。
同時に同氏は、ウクライナ国民は「非常な勇敢さと自由への献身により世界を鼓舞しながら」自国の防衛を続けていると指摘した。
そして同氏は、この戦争における勝利とはウクライナ領からロシアを完全に追放することを意味するのであり、米国は公正で強固な平和の達成を目指す努力を支持しているとのバイデン米大統領の言葉を喚起した。
同氏はその際、「ウクライナは独立した主権があり、民主的で繁栄した国家であり、今後もそうあり続けていく」と述べ、「米国は同盟国や友好国と必要な限りウクライナを支え続けていくのであり、それによってウクライナは自らをロシアの侵略から守ることができ、協議の時が来た時には、協議テーブルにて最大限強い立場を取れるようになる」と強調した。
9月9、10日にインド首都ニューデリーにて開催されるG20首脳会議に関する質問に対して、パテル氏は、同首脳会議では気候、安全保障に加え、「当然、違法でいわれのないロシアの対ウクライナ戦争についても」協議されていくと発言した。
その際同氏は、「私たちは、第一に、ウクライナの私たちのパートナーたちの支持のための方策を行いたがるあらゆる国を歓迎する。第二に、私たちは、ロシア連邦に対して、同国がウクライナを完全に去り、同国の領土一体性と主権への侵害の試みを止めることがどれだけ重要かを伝える、あらゆる国を歓迎する」と発言した。