アテネでゼレンシキーと11か国首脳、ウクライナ支持の宣言を採択
ウクルインフォルム
バルカン諸国の11人の首脳は21日、ミツォタキス・ギリシャ首相が主催し、ゼレンシキー宇大統領も出席した首脳会議の際に、ウクライナの領土一体性への支持を表明する「アテネ宣言」を採択した。
ギリシャ・ヘラルドが西バルカン、ウクライナ、モルドバの首脳による同宣言の採択を報じた。
報道によれば、宣言には、「ロシアの対ウクライナ侵攻は、欧州にとって極めて重要な瞬間となり、EU内で共有する原則、結束、共通の未来について新たな気付きのレベルを作り出している」と書かれている。
同宣言は、西バルカン、ウクライナ、モルドバにつき、地理的にEUと隣接しており、「共通の欧州の遺産、歴史、共通の可能性を挑戦で定義される将来」を有すと概説している。
首脳たちは、これらの地域が「欧州家族の完全なメンバーとして受け入れられる」ことの重要性を強調した。
報道では、アテネ宣言はギリシャを含むバルカン諸国首脳が「ロシアの侵略に直面して」「ウクライナの独立を支持する」ことを表明するために採択された宣言であると指摘されている。
首脳たちは、21日にアテネで開かれた非公式会合を訪れたゼレンシキー大統領に対して、支持と謝意を伝えたという。
これに先立ち、21日、ゼレンシキー大統領は、ギリシャの訪問を開始し、ミツォタキス同国首相やサケラロプル同国大統領と会談していた。
写真:ゼレンシキー大統領(フェイスブック)