シュミハリ宇首相、林日本外相や日本企業関係者と会談
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ウクルインフォルム
ウクライナのシュミハリ首相は9日、キーウを訪問している日本の林芳正外相や日本企業関係者とビジネス分野の協力について協議を行った。
シュミハリ首相がテレグラム・チャンネルにて伝えた。
シュミハリ氏は、「日本の大型ビジネスは、ウクライナとの長期的協力に関心を抱いている。そのことについて、日本の林芳正外相と主要企業の代表との会談時に話し合った」と発言した。
また同氏は、日本側に対して、ウクライナの主権と領土一体性への支持、財政・人道支援、対露制裁につき謝意を伝えた。その際同氏は、日本からはこれまでに21億ドルのマクロ財政支援を受けており、協力は続いていると指摘した。
その他同氏は、日本によるG7と国連における努力を評価していると強調した。
加えて同氏は、「住宅復興、グローバル食料安全保障の保証、中小ビジネス支援、人道地雷除去における連携の展望について協議した。私たちは、投資誘致を促進するビジネス環境を作り出している。日本企業がユニークな法制・税制面でのメリットを提供する空間である、『ジーヤ・シティ』の住人となることを期待している」と伝えた。
発表によれば、林外相は、日本は今後もウクライナを支援していき、対露制裁を続け、ウクライナに対して冬季支援を行っていくと発言した。さらに、日本は、ウクライナに人道地雷除去のために24台のクレーン車を提供すると伝えた。
日本企業代表者は、通信、インフラ、医療の分野をはじめとする、具体的な協力プロジェクトを紹介したとのこと。
なお、9日、日本の林外相がウクライナの訪問を開始した。林氏は、これまでにキーウ州ブチャを訪問し、ロシア軍に殺された犠牲者の追悼を行っている。
写真:閣僚会議