EU拡大は平和と安定への投資=欧州理事会首脳会議結論文書
ウクルインフォルム
スペイン・グラナダで開催された欧州理事会非公式首脳会議にて、欧州連合(EU)の首脳達はEU拡大プロセスが欧州大陸全体の平和、繁栄、安定への投資だとする共同宣言を採択した。
宣言には、「拡大は、平和、安全、安定、繁栄への地政学的投資である。拡大は、欧州市民にとっての経済的かつ社会的条件の改善を改善し、国家間の不平等を縮小するための原動力であり、EUの基盤である価値を強化するものである」と書かれている。
さらに、EUのさらなる拡大展望に鑑み、EU自体も加盟国も拡大プロセスに準備ができていなければならないと指摘されている。また、加盟候補国は、拡大プロセスの性質に従った、法の支配などの改革分野の努力を増さねばならないと書かれている。
そして、EU加盟国は、「並行して、EUは、内部方策と改革を実行せねばならない。私たちは、私たちの長期的野心とその達成手段を定めた。私たちは、優先課題と政策、さらには行動に向けた私たちの能力に関する重要な問題への回答を見つけ出す。それがEUをより強くし、欧州の主権を強めることになる」と強調した。
また、EUは、来年EUの戦略的議題を採択すべく、今後数か月間、将来の優先課題を協議し続けていくとも書かれている。
なお、6日、グラナダにて、欧州理事会非公式会合が開催され、EUの将来の発展と拡大について協議が行われていた。
写真:JON NAZCA