ゼレンシキー宇大統領、トランプ氏の「24時間で終戦」計画につき「実現するなら、幸せ」
ゼレンシキー大統領が独テレビ局ARDへのインタビュー時に述べた。
ゼレンシキー大統領は、「彼のフォーマットあるいは公式が平和をもたらし、そして本当に彼にとって24時間で十分だというなら、私は非常に幸せな大統領になるだろう。とても幸せな。なぜなら、私は、私たちが1日にどれだけの人々を失っているかを知っているからだ。私は、どれだけの代償が出ているか知っている。そのため、私は、誰かが24時間で戦争を終わらせる方法を見せるというなら、幸せだ。誰が(編集注:そのような方法を)知っているというのだろうか」と発言した。
また同氏は、米国はウクライナにとって確かに第一のパートナー国であり、ウクライナは同国の主要2党からの支援を受けているとしつつ、今後どうなるかをまずは見てみようと発言した。同氏は、「現在は私たちは米国から2党の支持を有している。ウクライナを支持していないいくつかの共和党(の議員)の声もあるが、両党とも過半数はウクライナを支持している。そのため、米国の政策が1人の人物のみに左右されているという話は、私は信じていない。あるいは、信じたくない。見てみようではないか。今日、バイデン氏と彼の政権は私たちを支持しており、私は私たちの関係に満足している。ウクライナには、これ以上の米国の関係はこれまでなかった。他の大統領になったらどうなるかを述べるのは、難しい。誰が大統領になるかを見てみようではないか。人生というのは、私たちに多くの様々なサプライズを投げかけるものだ」と強調した。
同氏はさらに、その話をトランプ氏とはしていないとし、最後にトランプ氏と話したのは、同氏が米国大統領だった時だと指摘した。
これに先立ち、ゼレンシキー大統領は、トランプ氏が自身が大統領選挙に勝てば、すぐに露宇戦争を終結させると発言したことを受け、キーウを訪問することを提案していた。
写真:ウクライナ大統領府