欧州は米国の対ウクライナ支援減少の場合の支援を準備せねばならない=マクロン仏大統領
ウクルインフォルム
フランスのマクロン大統領は30日、米国の対ウクライナ支援が停止あるいは減少した場合に、欧州がウクライナをしていけるように準備すべきだと呼びかけた。
マクロン大統領がストックホルムでスウェーデンのクリステンション首相との共同記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
マクロン氏は、「私たちは、もし米国がその支援を停止あるいは減少するという主権的選択をした場合、それがウクライナの情勢に一切影響を及ぼさないようにするように組織しなければならない」と発言した。
さらに同氏は、「私たちがウクライナに与えている支援は、長期的となる」とし、「私たちはここで一緒にそれを認め、木曜日の欧州理事会会合にてそれをもう一度述べる機会がある」と発言した。
2月1日にブリュッセルで開催される欧州理事会でのウクライナに関するあり得る決定につき、マクロン氏は、「対ウクライナ支援は、国の復興や、同国のEU加盟の準備に必要な改革への私たちの参加を可能とするものだ。私たちは、財政問題、中期的に見直されることになる欧州多年次財政計画へと戻り、ウクライナへの支援提供を続ける」と発言した。
なお、2月1日、EUの特別欧州理事会が開催され、その際、2024〜2027年に総額500億ユーロをウクライナに拠出する決定の採択が見込まれている。
写真:ウクライナ大統領府