「北方領土の日」に駐日ウクライナ大使が日本の領土一体性への支持を再確認
ウクルインフォルム
2月7日の日本における「北方領土の日」に合わせて、セルギー・コルスンスキー駐日ウクライナ大使が北方領土が日本の領土であることを改めて確認するメッセージを発出した。
コルスンスキー・ウクライナ大使がソーシャルメディア「X」アカウントにメッセージを掲載した。
コルスンスキー大使は、「今日改めて申し上げたいのは、北方領土はロシアに占領された日本の主権領土であるということだ。私たちは、ロシアが再び敗北し、占領されたすべての土地が虜囚の地から解放されるその日まで、共に歩んでいかなければなりません」と書き込んだ。
また、在日ウクライナ大使館もまた、「X」アカウントにて、「今日の北方領土の日に、2022年10月7日に署名されたウクライナ大統領令にもあるように、ウクライナは、ロシア連邦の占領下にある北方領土を含め、日本の主権と領土一体性を尊重することを改めて確認します」と投稿した。
これに先立ち、2022年10月7日、ゼレンシキー大統領は、ウクライナは、現時点ではロシアの占領下にある北方領土を含めた、日本の主権と領土一体性への尊重を確認したと発言していた。
また、ゼレンシキー氏は同日付で大統領令第692/2022『日本の北方領土問題』に署名し、日本の北方領土を含む日本の領土一体性を認めていた。
さらに同日、ウクライナ最高会議(国会)は、北方領土問題において日本の立場への支持を表明した上で、国際社会に対して、北方領土の地位問題の解決を支持するよう呼びかける決議を採択していた。
これを受け、同年10月24日、日本の岸田文雄首相は、ウクライナを含め多くの国々から北方領土問題に関する日本の立場について理解や支持が得られることは、有意義なことだと考えていると発言している。