ゼレンシキー宇大統領、「平和サミット」を春に開催できることを期待
ゼレンシキー大統領がフォーラム「ウクライナ 2014年」の総括として開いた記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ゼレンシキー氏は、「第1回、立ち上げのサミットは、私は、春にスイスで開催されることを願っている。私たちは、この外交的イニシアティブを失ってはいけない。第2回は、欧州大陸ではない、どこか別の大陸となるかもしれず、私たちはそう望んでいる。私は、今後数週間数か月でその情報も現れると思っている」と発言した。
同氏はまた、第1回サミットで計画が作られ、その後「諸国が戦争がもたらした各種の危機を技術的に判明させ、関連の文書を準備する。穀物イニシアティブの例のようにだ」と説明した。
その際同氏は、平和サミットにはいわゆる「グローバルサウス」と呼ばれる地域の国々が参加することが重要だと指摘した。同氏は、「私たちはグローバルサウスについて話しており、私たちにとっては、『平和の公式』と『平和サミット』の船上に彼らがいることが非常に重要である。そして、私たちはそのために活動しているし、今もバランスを取り、少し迷っている国がある。ラテンアメリカ、アフリカに。私たちは、彼らが平和の側を選ぶよう、活動している」と発言した。
また、同氏は、アゼルバイジャンの記者からの質問に答える形で、ウクライナにとってアゼルバイジャンが「平和の公式」でウクライナを支持することが重要だと発言した。同氏は、「私たちは(アゼルバイジャン)大統領と話をした。思うに、彼は私たちを支持するだろう。なぜなら、アゼルバイジャンはウクライナの領土一体性を支持しているのだから」と伝えた。
なお、1月15日、ゼレンシキー大統領は、アムヘルト・スイス大統領との間で、スイスにて「グローバル平和サミット」を開催する準備を開始することで合意していた。
ウクライナは、現在のロシア・ウクライナ戦争の和平案として10項目からなる「平和の公式」を推進している。「グローバル平和サミット」は、同案の実現に向けた将来の首脳会談のこと。